よりみち酒場 灯火亭(ともしびてい)を読んで
仕事でつかれたり、心が疲れたりしたら、読書に逃亡する。
今回読んだのは
「よりみち酒場 灯火亭(ともしびてい)」
石川 渓月さん
出版社 : 光文社
本の長さ : 236ページ
内容は、駅近くの路地裏の奥の奥にある居酒屋さん。
暖簾をくくると出汁の良い香りとちょっと辛口な性別?のユウさん、とても個性的な常連さんがお店で
待っています。
本を読んでいると引き込まれて、暖簾を上げてガラガラと引き戸を開けると、おいしそうな出汁の匂いがお店いっぱいに広がっいて、自分の鼻にもその匂いが届きそうな感じがします。
騒がしすぎず、静かすぎず、程よい音の中で、心地より緩やかない時間が流れている感じがします。
毎回色々な悩みを抱えたお客さんが立ち寄ります。
常連さんやユウさんの言葉や料理から ほっと一息ついて笑顔までいかないときもありますが
お店に入ったときと別の顔になって明日への意欲をもって帰ります。
一番好きなお話は、「火点し頃に」
ユウさんの過去がすこしだけ見えます。
昔の後輩に「今の暮らしは充実していますか?」と質問されて、
ユウさんは、躊躇わず(ためらわず)頷き返した。
「百人の部下を指揮していたあの頃よりもですか?」
「ここには、毎晩、何人もの人がそれぞれの人生を背負ってやってきます。他人から見たら…
続きは、是非日本酒を読んでください。
(いつも晩酌をしながら読むのですが、この日は、体調が今ひとつのため、休肝日にこれを読んでしまいました。これは、絶対飲みながら読みたかった!)
こんなお店があったら、絶対通いたいと思いたいお店です。
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続きの本も出ています。つぎは、飲みながら読みたい!