山口恵以子さんが賞をとられたころ、「食堂のおばちゃん」を読みました。
ずっと以前の事なので、サラッとしか内容を覚えていないのですが、姑さんとお嫁さんが、仲良お店を切り盛りしているお話でした。
ふとシリーズでお話がでているのに気づいて、続きからではなく、ジャケット買いで「あの日の親子丼(食堂のおばちゃん6)」から購入して読み始めました。

姑さんとお嫁さんと二人で切り盛りしていたお話だったが、いつの間にか娘のお友達(万里くん)が増えて三人でお店を営んでいました。
ある日、万里くんにヘッドハンティングのお話が…
彼は、決心はできていないが、その話を次の日に食堂の姑さんとお嫁さんにします。
お二人は、「あなたの一生の問題だから、よく決めてね」「どっちに決めても万里くんを応援するわ。だから、悔いが残らないようにね」と。
この部分を読んだときに私には、こんな言葉はきっとかけられないだろうなぁと思う。
「どうするの?」とか、「今までこんな楽しくやってきたんだから」とか言いそうです。
万里くんは、食堂で働いているうちに気持ちが固まってお返事をします。
どうお返事をしたかは、本編で
本編へといいならが、その後もいろいろな事が起こります。
その時に お姑さんの一子さんが
「災難は、空から降ってくるもんだって」
「だから災難に遭った時は、原因を考えちゃダメ「どうして私がこんな目に?」なんて考えても時間の無駄。もともと理由なんかないんだから」
「一番いけないのは、「私が悪かったからこんなことになった」なんて絶対にいけません。
ここのフレーズが、心にしみます
この次が
うちのカレー 食堂のおばちゃん⑦ (ハルキ文庫)
